愛犬といつまでも部屋以上に密室空間の車でドライブするためには、臭いと抜け毛を早めに取り除きましょう。
なぜならば車を売るときに、染み込んだ臭いと抜け毛で約80,000円の減額になってしまうからなのです。
「犬と車は欠かせないライフスタイル!」と愛犬家の皆様は家族と変わりなくドライブしますよね?
犬の場合、景色を楽しむより人間の1億倍もにおいに敏感な特技を生かして、窓から入ってくるカレーのにおいや花のにおい、人間には気付きにくい川や草や季節のにおいを楽しんでいます。
飛び出し防止に、ほんの少しだけでも窓を開けてあげると嬉しそうですね。
ただ、車は犬専用ではないので、時々は犬を飼っていない人も乗ることもあることでしょう。
そうすると、犬の臭いがする。。。となってしまうのです。
ということで、せめて車内での犬のトイレ失敗防止対策と、染み込んだ臭いのできる限りの退治法と、車を臭い取り専門店へ出す方法をチェックしておきましょう。
◆犬の車内でのトイレ失敗防止対策。
金属製のケージは開放感があって良さそうに見えますが、犬のトイレ失敗だけに限らずヨダレなども飛び散るので、硬いプラスチックのクレートに入れてあげましょう。
クレートは小さな部屋的で犬のためには命を守る大切なものでもあります。
持ち運びが大変な大型犬用のクレートなら約8,000円の片側キャスター付きが便利です。
クレートのサイズは大きすぎず、犬がクルリと一回転できるくらいを目安に選びましょう。
車だけでなく飛行機や電車、旅行先の部屋、もしも災害があった場合の避難所でも活躍できます。
パーキングエリアで人間と同じように水分を取ったりトイレタイムを過ごしたり、普段からのトイレトレーニングが必要となりますが、間に合わず車内で失敗してしまった場合には、トイレシートを雑巾代わりに使いすぐに処理をすることが臭い防止対策になります。
◆犬のトイレ失敗などで、車内に染み込んだ臭いの退治法。
取り外して洗えるものは、ゴシゴシ洗いましょう。
完全に乾かすことが必要なので晴れた日の朝、フロアマットから小石や小枝など手で取り除ける大きさのゴミを取ったあと、掃除機をかけます。
フロアマットを外し、除菌・消臭の食器洗い洗剤でゴシゴシ洗い、すすいだあと干します。
フロアマットを外した下の部分も同じようにしてから掃除機をかけたら、ミョウバン水を振りかけましょう。
ミョウバン水は、500mlのペットボトルに焼きミョウバン大さじ2を入れ、水道水を入れキャップをし振って良く混ぜ、3日冷暗所に置いて作ります。
腐り防止のために、水道水を使うこと冷暗所に置くことがポイントです。
ミョウバン水をかけたあと、汚れは乾いた布のほうへ移るので、乾いた布を何枚も使って浮いてきた汚れを拭き取っていきます。
それでも臭いが消えない場合は、スチーム消臭剤を使いましょう。
犬も人間も食べ物もティッシュなどもすべて外に出す→しっかり窓を閉め切る→外の空気を入れない内気循環モードにする→エアコンをオンにする→エアコンの噴き出しは顔だけに当たるモードにする→温度は最低にする→風量は最大にする。
車内すべてのエアコンを同じようにしてしっかり守り5分待ったあと、スチーム消臭剤を助手席のフロアマットに置きます。
説明書を良く読んで開始したらドアを閉めて外へ出ます。
終わってもスチーム消臭剤には触れず、窓とドアを全開にして換気をしましょう。
スチーム消臭剤は、とても高温になるので注意が必要です。
◆車を臭い取り専門店へ出す方法。
ワゴンタイプの国産車の臭い取りは約60,000円ですが、専用の機材や洗剤を使い、手の届かない場所まで念入りに仕上げてもらえるので安心です。
愛犬を車に乗せるからには、臭いや抜け毛を早めに取っておきましょう。
臭い取り専門店に出したからと言っても、時間が経ってしまってからの臭いは完全には取れません。
車は部屋以上に密室空間ですので、愛犬と長く快適に過ごすためには、臭いや抜け毛を早めに取り除きましょう。
買わないほうが良い中古車の条件に、犬の抜け毛があることと強い芳香剤を使っていることがあげられています。
犬の抜け毛があるということは、車内を自由に動き回らせていたということで、トイレ失敗などの跡を臭い取りしても時間が経ったり暑い日などに突然臭いが下から湧き上がってくることがあると言われています。
強い芳香剤の臭いがするということは、臭いを取りきれずにごまかしていることにつながります。
中古車を売るときにこのような苦労が出てしまう分、買い取ってもらうときに減額になってしまうのは仕方ありませんね。
犬を車に乗せているのににおいがしない=犬のしつけがしっかりできている=犬がトイレ失敗などしてもすぐに掃除している=清潔な人=臭いを芳香剤でごまかそうとしない=誠実な人のように人柄までアップさせてしまうほど、臭いは重要なポイントなのです。
(筆者:にゃんきち)