ペットの臭い、主に犬・猫の臭いの原因に、シャンプーの回数や種類、ペットフード、口臭があります。
臭いの原因を知って、もう臭いに迷わされることなく臭いをピンポイントで解消していきましょう。
ペットの臭いに慣れてしまい、外から来る人に、「ペットの臭いがきつくて遊びに行きたくない。」と言われてしまうのは悲しいですね。
なによりペットの臭いが消えたら、今よりもっとペットと仲良くなれることでしょう。
犬は人間が好きで、猫は家が好きと噂で言われていますが、猫だって人間が好きという研究結果が出たのです。
オレゴン州立大学のクリスティン・ビターレ・シュリーブ氏の研究チームが、猫の一番喜ぶ刺激は何かを55匹の猫で実験をしました。
この飼い猫23匹と動物保護施設の保護猫22匹を、1匹ずつ約2時間半をかけての実験結果は?
猫の好む食べ物、おもちゃ、においを抜いてナンバーワンに輝いたのは、人間と遊ぶことだったのです。
猫に限らずペットからの愛情をしっかり受けて返して仲良く暮らすためにも、臭いを消す方法を集めてみました。
◆シャンプーの回数や種類に気をつけて臭い対策してみる。
愛犬の皮膚が弱いなどの場合は、必ず獣医さんの意見に従ってシャンプー回数を決めるようにしてください。
犬種や毛の長さ、室内飼いか室外飼いかでもシャンプー回数は違ってきます。
代表的な犬種ごとに平均的シャンプー回数を調べてみました。(猫も。)
ゴールデンレトリバー
ゴールデンレトリバーの平均的シャンプー回数は、2週間に1回です。
水遊びが大好きなのでシャンプーが得意です。
ブラッシングをして毛のもつれを取り除いてから、35℃前後のお湯で足元→腰→背中→首と後ろ側から前へゆっくりとシャンプーしてあげましょう。
耳は上から押さえてお湯が入らないように注意です。
顔は、お湯を手のひらですくうかスポンジに含ませてかけてあげます。
そのあとお湯で薄めたシャンプー剤を手に取ってゴールデンレトリバーの体にかけて充分泡立てて優しく洗いましょう。
すすぎも丁寧に・・・。
人気があるのは、300mlで約1,900円のティーツリーシャンプーです。
スタンダードプードル
スタンダードプードルは、カットを楽しんだりできる犬種で大変セレブリティなのでトリミングサロンを利用する人が多く、平均シャンプー回数は、4週間に1回です。
毛のもつれがあると、トリミングサロンの追加料金がかかってしまう場合があるので、毎日のブラッシングなど愛情たっぷりのお手入れをお忘れなく。
ボーダーコリー
ボーダーコリーの平均的シャンプー回数は、2週間に1回です。
しっかりブラッシングしてホコリや汚れを取り除いてから、ややぬるめの36℃~38℃のお湯でシャワーします。
お湯を上からかけただけだと弾いてしまい皮膚まで届かないので、シャワーヘッドを体にくっつけて滑らせるようにしてしっかり濡らしましょう。
人気のシャンプーは、自然らしいお名前の300ml約3,000円のトリートメントシャンプーです。
漢方エキス配合で、泡立ちが少ない分すすぎが楽なタイプです。
柴犬
柴犬の平均的シャンプー回数は、4週間に1回です。
シャワーを怖がらずに浴びることができたら、いっぱい褒めてあげるなどして、シャワーは怖いものではないという気持ちにさせてあげましょう。
ぬるめの温度でシャワーヘッドをなるべく近づけ、耳にお湯が入らないように抑えてかけます。
シャンプーのすすぎもしっかりしたら、柴犬にブルブルっと水気を飛ばさせてから大きめのバスタオルで包んで乾かします。
人気のシャンプーは、ブログアイドル柴犬の飼い主さんが開発した、低刺激で人間も使えるシャンプーです。
300ml約3,000円です。
シベリアンハスキー
シベリアンハスキーの平均的シャンプー回数は、3週間に1回です。
とても寒い土地で犬ぞりを引く作業をしてきたシベリアンハスキーの毛は、水を弾く長く固い毛の下に体温を逃がさない厚い毛の二重仕立てになっているので、毎日のブラッシングは欠かせません。
毛のもつれや毛をすくのに良いスリッカーブラシを使います。
約1,500円の国産のスリッカーブラシは、10年以上トリマーをしていらっしゃる方からも大評判です。
毛流れの方向へ向かって、毛玉を解くときはしっかり毛の元を持って、愛犬に引っ張られてる感じを伝えないように気を配るとブラッシング好きに育ちます。
毛玉がひどいときには、プロに任せることもお忘れなく。
耳や足の付け根の部分は、ピンブラシを使います。
約3,500円のピンブラシで、トリマーさんが使い続けている#1のものが評判が良いです。
ピンブラシは毛並みに逆らうようにかけ、最後にコームで仕上げます。
約2,000円の高級両目金櫛が、小さく持ち手が太めで小回りが利くコームだと、トリマー学生さんからも評判です。
しっかり毛玉や汚れを取り除いたあと、ぬるめの36℃~38℃のお湯でシャワーヘッドを体にくっつけるようにしてかけます。
顔が勇ましくても、みんな強い犬とは限りません。
足元から怖がらせないように、顔の方へ向かってシャワーして慣らしてあげましょう。
そのあとシャンプーします。
シャンプーのときにもシャンプーブラシを使ってあげると、抜け毛もしっかりと取り除くことができ、気持ちよさそうにしていると好評です。
ドッグフードで有名な会社の約1,000円のシャンプーブラシが人気です。
指の間の細かい部分のシャンプーを残さずすすぐのもお忘れなく。
毛の多いシベリアンハスキーは、乾かすときも毛をかき分けるようにしてドライヤーをあて、しっかり乾かしましょう。
乾かし方が充分でないことが、臭いや皮膚病の原因になるので注意です。
トイプードル
トイプードルの平均的シャンプー頻度は、4週間に1回です。
かわいいクルクル巻き毛はゴミやホコリを取り込みやすいため、 シャンプー前の丁寧なブラッシングがとても必要です。
シャンプー後のブラッシングで痛い思いをしてシャンプー嫌いにさせないようにすることも、飼い主さんの腕にかかってきますね。
シャンプー前にシャワーで濡らすときも、顔を手で触れて安心させてあげながら、弱い水圧で行います。
人気のシャンプーは、プードル専用のスピーディなトリートメントシャンプーで、250ml約1,500円の商品です。
飼い主さんの肌にも優しいタイプです。
乾かすときのタオルも、薄くて手で絞るだけで水分を約90%カットのマイクロファイバーで、トイプードルの毛に触れるだけ、毛の上をなでるだけ程度の拭き方で充分拭き取れるタオルを選びます。
人気のマイクロファイバータオルは、60×100cm約900円のタイプです。
タオルドライが済んだら、ドライヤーをお腹から冷やさないように当てて乾かします。
約900円のミニスリッカーブラシを使うと、フワフワな仕上がりになると評判です。
フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグの平均的シャンプー回数は、1か月に1回です。
ややぬるめのお湯(36℃~38℃)を、お尻のほうからかけてあげましょう。
350ml約2,000円の皮膚のための超刺激性シャンプーが人気です。
サトウキビやタピオカの自然な良い香りが評判です。
シャンプーから乾かすまでの行動で体力をとても使ってしまうので、年齢や気候を考えて寒いときにはドライシャンプーや蒸しタオルを利用して拭いてあげるのも臭い防止になります。
200ml約1,800円のドライシャンプーが、拭き取り式でお散歩をしたあとの足の汚れ取りにも良いと人気です。
蒸しタオルは、水を含ませたタオルを電子レンジに入れ、500w約1分30秒で熱めに出来上がるので、冷ましながら様子を見て用意してあげましょう。
チワワ
チワワの平均的シャンプー回数は、1か月に1回です。
チワワの具合が悪かったり、予防接種や産後はシャンプーをしないで、蒸しタオルで拭き取るようにしましょう。
寒い季節のシャンプーは、体が小さく寒さに弱いチワワのためにシャンプーが済んでから暖かい部屋で早めに乾かすことが大切です。
汚れていないようでも毎日のブラッシングはかかさないようにします。
シャンプー前にもラバーブラシなどで丁寧にブラッシングします。
約2,600円の医療用グレード、シリコーン100%のスイス製ラバーブラシが、マッサージ、リラックス効果も期待できて人気です。
シャワーの温度は低めの35℃にしましょう。
200ml約2,000円でノンシリコン**いつまでもかぎたくなる香り**のドッグソープが人気です。
自分の使っているシャンプーより高いとお嘆きの飼い主さんもいらっしゃるようですが、毎日使うものでもなく薄めて使うので長持ちします。
乾かすときは、マイクロファイバータオルでしっかり優しく水気を取ってからドライヤーを約30cm離して、全体に風が行きわたるようにかけます。
一か所に風を集中させないように注意しましょう。
ヨークシャテリア
ヨークシャテリアの平均的シャンプー回数は、3週間に1回です。
まず、毛の根元に手を置いて皮膚が引っ張られないようにピンブラシで優しくブラッシングします。
全長230mmピン長17mmドイツ製で、世界中のトリマーが愛用するNo.500のピンブラシが人気です。
シャンプーは、250ml約1,000円のティーツリーシャンプーがハーブの香り長持ちで評判です。
ミニチュアダックスフンド
ミニチュアダックスフンドの平均的シャンプー回数は、1か月に1回です。
毎日の丁寧なブラッシングがシャンプーの代わりになります。
人気のあるシャンプーは、200g約1,300円で製薬会社の獣医さんオススメ、薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプーです。
臭い対策だけではなく、肌を良い状態に保ってくれます。
また、皮膚病や臭い対策には、どんなに良いシャンプーであっても頼りっきりにならずに、しっかり乾かすことが一番重要です。
猫
猫の平均的シャンプー回数は、6か月に1回です。
やはりシャワー前には、しっかりブラッシングしましょう。
シャワーの温度は、ぬるめの35℃か36℃くらいにして、顔を濡らさないように手でお湯をかけてあげるか、弱めのシャワーにしてびっくりさせないように気をつけます。
水の苦手な猫にとっての神シャンプーは、200ml約500円の水のいらない泡シャンプーです。
こちらはシャワーで濡らす必要もなく、舐めても安心、無着色無香料という猫のためを想ったシャンプーで人気です。
飼い主さんの負担にならないことも、仲良し度がアップしますね。
◆ペットフードの種類に気をつけて臭い対策してみる。
臭いの原因には、ビーフジャーキーや人間の食べるものや、何が使われているか不明な安いペットフードを与えてしまい消化を悪くしたりなどがあります。
そんな不安を消し、世界中の多くの愛犬家さんからリピートされているのは、2kg約4,000円のイギリス直輸入のペットフードです。
安いペットフードを与え続けてペットを病気にしてしまい通院代をかけるよりも、しっかりした安心できる素材のペットフードを選ぶことが、臭い対策と共に安物買いの銭失いにならないとっても大切なことです。
◆ペットの口臭ケアをして臭い対策してみる。
口臭には多くの病気が原因の場合もあるので、まずは動物病院で診てもらい指示にあった対処方法をお勧めします。
ペットごと、ペットの臭いの原因ごとに合った臭い対策をしましょう。
シャンプーをするにしても、ペットの皮膚は人間の皮膚より薄くデリケートです。
必ずペットに合ったシャンプーを使いましょう。
また、臭いの原因を獣医さんに診てもらい、お勧めのシャンプーや道具やペットフードなどを教えてもらうのも安心できますね。
ペットの臭いの変化に気づくことのできる飼い主さんの愛情こそが、ペットの臭い対策への強いチカラになることでしょう。
(筆者:にゃんきち)