臭いや香りで疲れ方が違うことはあるようです。
大盛況のうちに終了した「におい展」をレポートしたタレントさんが、「臭いでこんなにも疲れるんですね。」とコメントされていました。
「におい展」では、世界で最も高価と言われる香料の「イリス」など良い香りもあったのに、話題は「くっさ~~~~~!」のほうが勝っていました。
あちこちから聞こえてくる嗚咽や悲鳴という、怖いもの見たさならぬ、クサイもの嗅ぎたさで、さながら臭いのお化け屋敷のようでした。
「疲れる臭い」が、「におい展」の展示物の中から見つかりそうです。
一方で、昔から「疲れを取る香り」は、アロマなどで研究されて、こちらはクサイ危険度もなく安心して試すことができます。
また、嗅覚に伝わる香りとはどのようなものなのか、調べてみましたのでご覧ください。
◆「疲れる臭い」とは? 「におい展」の展示物の中より抜粋。
臭いの強烈さレベル1~5までの中の、レベル3、ドリアン。
ドリアンとは、「悪魔のフルーツ」、「熱帯果実の魔王」などの別名があるほど恐ろしく生ゴミ臭のする食品です。
飛行機やホテルへの持ち込みも禁止されているほどです。
臭いレベル4、臭豆腐。
臭豆腐とは、植物性の発酵液に漬けた豆腐です。
糞便臭がします。
何年か前のJR関西線異臭騒ぎは、臭豆腐の液が電車の床にこぼれていて、乗客全員が下車するまでになったほどです。
臭いレベル5、シュールストレミング。
こちらは臭いレベルMaxのシュールストレミングです。
スウェーデン語でシュール(酸っぱい)ストレミング(バルト海産のニシン)で、発酵したニシンの塩漬けの缶詰です。
缶の中でも発酵し続けてガスが発生していて、缶を開けると中のクッサ~イ液体が噴き出すというおっそろしいものです。
◆「疲れを取る香り」とは?
肉体的疲労は睡眠やアプリで回復しますが、精神的疲労はさらにプラスして嗅覚にも訴えかけて緊張を取る方法もあります。
そこで役に立つのがアロマです。
アロマ線香・お香
いちごみるくの箱に入ったピンクのアロマ線香も、甘くて良い香りで煙も少ないです。
深みのある香りで、ボロ家でも心豊かになれると人気のお香は、40本入り1,080円の沈香(じんこう)です。
アロマキャンドル
燃焼時間15時間約400円のアロマキャンドルが人気です。
アロマオイル
10ml約500円のアロマオイルが人気です。
ラベンダーは、ストレスや不安から解放される香りです。
ローズマリーは、気分転換にもおすすめです。
ペパーミントは、頭をスッキリさせたいときにもおすすめです。
◆嗅覚に伝わる香りとは?
メイクミラーの前に置いてあった頂き物の花束型バスソープが、置いてあったことを忘れていても、毎日あわただしく身支度をする時間にフワッと香って、まるで肩をトンとして気づかせるというよりは、袖をツンツンとして気づかせてくれるくらいのさりげなさで、忙しくても一息ついてねと応援のように伝わりました。
目には見えなくても、香りのするほうへ意識が行く。
結構チカラがあるのですね。
AI技術で記憶の香りも作り出せたりするようですし、暗記しなければならないものごとに香りを分けながら暗記をして、思い出すときにそれぞれの香りを嗅ぐと思い出しやすいということもあるそうです。
疲れる臭いも、疲れを取る香りも嗅覚に伝わります。
視覚、聴覚、触覚、味覚と違って、嗅覚だけは直接感情、記憶を管理する大脳に伝わるので、嫌な臭いを我慢しなければならないのは疲れに結び付きやすいですし、良い香りで力を抜くと疲れが取れやすいのです。
疲れを取る香りのチカラを上手に使って、疲れる臭いは消し去りたいですね。
(筆者:にゃんきち)