汗の消臭方法としては、ほとんど汗をかいていなかった冬から汗をかきだす春に向けて臭いがちな汗を、臭わない汗に変えることが理想ではあります。
臭わないサラサラの汗に変えるには、1日に常温の500mlのペットボトルの水を5回に分けて飲むくらいに少しずつ最低でも2本分は取るようにします。
トレーニングジムなどの会費も必要のない、どこでも簡単にできる有酸素運動を毎日30分ほど続けることで質の良い汗をかくことができるようになります。
また、このような消臭方法以外に汗を止めたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ではこれから3つの、汗を止めることによって得られる消臭方法をご覧ください。
◆漢方薬で汗を止める方法。
漢方薬について知っておくべきことは、汗を止めるのに適している漢方薬は約8種類あり、汗の種類も約4種類あるということです。
精神、肥満、ホルモンバランス、内臓の原因ごとの汗に対して、どの漢方薬が効くのかは医療機関での診察が必要になります。
大まかに分けてみました。
精神が原因の汗には・・・。
柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)
神経質で怒りっぽいなどの症状がある場合。
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
神経過敏など。
肥満が原因の汗には・・・。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水分取り過ぎなど。
黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)
むくみなど。
ホルモンバランスが原因の汗には・・・。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
女性の心気症など。
女神散(にょしんさん)
のぼせやめまいなど。
内臓が原因の汗には・・・。
玉屏風散(ぎょくへいふうさん)
風邪をひきやすく、ほてりなど。
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
排尿障害や血流が悪い場合など。
以上の中でも、体力の有る無し普通の人によっても使える漢方薬は違ってしまいますし、飲み続けることが大切です。
また、汗の原因とピッタリ合ったものでないと、時間も費用も無駄になってしまいます。
なので、医療機関での受診でしたら保険が利く場合、ひと月に約3,000円で他で購入よりも安全でお得な消臭方法になってくるわけです。
漢方薬に詳しい医療機関を選ぶことも重要です。
➡副作用などを気にしないで良い方法はこちら。
Bac-cleanを、念のため色落ちしても良いような布に多めにスプレーしたあとすぐに水ですすぎ、固く絞り汗をかいた部分を拭いて除菌・消臭します。
◆心理療法で汗を止める方法。
心理療法で汗を止められたと一度身につけてしまったら、何の道具も必要ない、自信という力強い消臭方法ですね。
精神分析は・・・。
汗の臭いに対する思い込みなどを治療します。
自律訓練法は・・・。
リラックスした状態を自己暗示で作り出します。
人間は眠って起きたときに神経が緊張して汗をかきだすので、眠っている間のリラックス状態を思い浮かべて汗を止める方法です。
いつも緊張しがちで、かかなくても良い汗をかいてしまう人には役立ちます。
ロゴセラピーは・・・。
汗をかいてはいけないと思い余計にかいてしまうことを逆に取って、どうせならもっとかいてやろうという気持ちにして、汗に対する恐怖を取り除きます。
そして、人は容姿の良し悪し、体臭の有無、汗の量などで、その人の良さが決まるわけではなく、他に大切で価値のある部分が重要ではないかというように、考えを楽にする方法です。
◆ツボを押して汗を止める方法。
「舞妓の高帯」と呼ばれる制汗方法で、胸の上と脇のツボを押します。
舞妓さんは、あんなに厚着なのに夏でもメイクが汗で崩れないですもんね。
なんと、約2,000円のマジックテープやボタンなどでツボを押したまま下着のようにつけられる帯が販売されていて人気商品です。
見えない部分で消臭活動ができるというのもなかなかイケてますね。
腕をクロスするようにして、脇と胸の上をつまんだあたりに汗を止めるツボがあります。
➡汗を止めるというよりかきづらくするにはこちら・・・。
乾いた布で汗を完全に拭き取ってしまうよりも、バククリーンをスプレーしてすすぎ固く絞った布でうるおいを残しながら除菌・消臭が効果的です。
どんな汗の消臭方法も、自信を持って続けることが一番です。
ダンススタジオに入ると室温を29℃に設定してからダンスを始めるというダンサーもいらっしゃいました。
どんな国へ行ってダンスをしても、あまり汗をかかないように慣らしておくそうです。
人間には慣れるという能力もあるので、春の気温差が大きいときにもいきなり汗をかかないような、もしくはかいても質の良い汗をかけるようにしたいですね。
薄着をしていても首回りや手を温めると寒さは防げたりもするので、気温差が大きい季節には衣類で調節することも汗の消臭対策になります。
どんな汗の消臭対策も、一つでも続けているという自信が安心に変わり、汗を止める近道になることでしょう。
(筆者:にゃんきち)